外道の魂―とてもそそられるタイトルだ


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ウォールマリア内に広がる憲兵サマ大暴れの噂、あれだけ堂々とやれば当然だ

そもそもアッカーマン隊長は過去100人ほど憲兵を切り刻んだというから、ほぼ誰にも制御などできないのであろう

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やはり通常の憲兵団には彼らのことは知らされていない

いつかエレンを審議にかけた時「殺すべきだ」と主張したのは、だからドーク師団長の裏表なき本心だったということか


その頃リヴァイ班ではアルミンが…

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「ミカサも」とは子供時代に誘拐犯たちを殺した時のアレだろう

そう、アルミンは今日初めて人を殺したのだ

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ジャンを守るため仕方なく…

だが、その敵もジャンを撃つ前に躊躇していた…だからこそ間に合ったのだと

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違和感を感じていたアルミンはそのことを知り、さらに沈み込む

だが兵長は「お前の手が綺麗なまんまだったらな、今ここにジャンはいないだろ」
と、それが仲間を守るための咄嗟の行動であったことを諭す

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そして、この瞬間からアルミンは変わったのだ

まさしく「何かを捨て」覚悟を決めたのだろう

とはいえ、巨大樹の森での時と同様リヴァイにはそれが「正しい」という信念はない

とにかく巨人が攻めて来る、ボーッとしてたら皆食べられておしまい

あくまで全ては、今この瞬間を生き伸びるための緊急避難行為なのである

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個体にとって自分の命を守る以上の正義はないと思うのだが、しかし巨人側(?)にはさらにもっともな正義があるのかも知れない

追い詰められたベルトルトの言葉「誰かがやらなくちゃいけないんだ」を思いだす

それと、前リヴァイ班のことも…





そんな彼らを捜索する憲兵団の2人は、なんとあの2人

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キノコとビッチである!

いや、マルロとヒッチである!!

ちなみにヒッチはMyワイフ、つまり俺の嫁だ

進撃とは関係ない前記事でも書きましたが、プチMな僕はこういう娘が大大だい好きなのです!(←敬語はMであることを表現しています)

そんなヒッチとキノコ君がリヴァイ班(調査兵団)を山狩り中なのです

まあ命知らずというか、もし本当に調査兵団が殺人集団だとしたら自殺行為だろうに…

でも命令ならば仕方ない、本心ではもちろんやりたくはないのだろう

キノコ(以下マルロ)はこの調査兵団を悪とみなす前提自体に疑問を呈する

彼は本来ならば調査兵団に入る側の人間だったのだろうが「腐敗した憲兵団を内側から正す」という、常人では辿り着き得ない理由で憲兵団に入ったのである

だが、そんなマルロに我が嫁ヒッチは…

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なんと彼女はアニの身を案じていたのである!

いや、案じるというりはもはや諦めと悲しみと怒り…そんな感情が調査兵団への憎しみとして結構深く渦巻いていたのだ

ここは個人的になかなか衝撃的だった

なんのかんの言っても情の深い女だったのである

アニメ版でそんなフシがあったので期待はしていたのだが、やっぱりかと\(^o^)/

…まあどんな性格悪い奴とはいえ、さすがに仲間が死んだとなれば悲しむのは当然だろうけど

それでもヒッチはきっと、他の連中よりかはるかに深く悲しんでいるはずなのだ

根拠はないが、きっとそう!


そんなこんなで意見は違えど捜索を続ける2人は、ついに川でなんかやってるアルミンを見つけるのであった

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やけに従順なアルミン、これは兵士たるもの本能的にヤバイと察知しなければならない

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そして案の定、調査兵団の(つまり人類の)ツートップに背後をとられてしまうのであった…



無駄な抵抗はせずとっとと縛られた2人は兵服を取られ、そして…

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こんな絶体絶命の状況で、怯みながらもヒッチは言うのである

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この緊迫したシーンでこんなこと言うのは不謹慎なのだが、正座させられた状態で敬語を話すヒッチにはとてもそそられた

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殺される危険をも顧みず、いや、どうせもうすぐ死ぬのならば…といった感情かも知れないが、ヒッチはアニの死の怒りを人類最強にぶつけ叫ぶのであった

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そんな熱い女にリヴァイは、

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あっさりさらりと真相を暴露!



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ヒッチ顔…


死んだと思い悲しんでいた仲間が諸悪の根源だったと!?

喜べばいいのか悲しめば良いのか怒ればいいのか…とりあえずは驚くことしかできないだろう

そして淡々とこれからの自分たちの行動をも暴露し、その上で2人を解放しようとするリヴァイ

ヒッチの叫びの前に一瞬ジャンと視線を交わしたが、ここは本来であれば殺すつもりだったのかも知れない

いくら「お前らの足より遅れるようじゃ…」とはいえ、実際ヒッチとマルロが憲兵団に報告すれば確実に状況は不利になるはず

そうじゃなくても不確定要素が大きいのだから、やはり秘密裏に行動したい筈である

とはいえリヴァイも巨人が元人間であったことを知った時はかなりショックを受けていたようだから、できればやはり殺したくはないのだろう


そんな葛藤があったかどうか分からないが、ここで命が助かったはずのマルロが今度は叫ぶのである

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さすがに面食らうリヴァイと、あいつの姿をマルロに重ねたジャン

リヴァイはマルロの申し出を「疑うわけじゃないが信じ切る根拠がない」といった理由で断る

この辺りの決断力は素晴らしいと思う、僕なら絶対どうしようか延々と悩む

だが今までさんざんエレンを見てきたジャンは、このマルロが「本物のバカ」であることを確信、自分に2人の解放役を任せてくれとリヴァイに申し出るのだ

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その思惑を察したリヴァイは、ジャンに全てを託す…

リヴァイ班は確実に、それぞれ役割が分担されたとても良い班に仕上がってきている




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悪者ぶりながら2人を先導するジャン、突然

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驚き恐怖する2人の前でさらに

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マルロの髪型を激しくディスった上でコケるのだ!

猿芝居である

この辺りでマルロはうすうす気付いていたのかも知れないが、確信は持てないのでとりあえずヒッチを逃がす

うーん、髪型に似合わず男らしい

そして

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マルロの姿が完全にエレンと重ね合わされ、ジャンは彼が本物のバカであることを確信するのであった

そこに

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戻ってきたヒッチに殴り倒される馬面!

やはりヒッチはただの自己中女ではないのだよ

そこで真相を説明しヒッチを制したマルロはジャンに問う

なぜ殺されるかも知れない賭けをしたのか

なぜそこまで俺を信じられたのか


もちろん答えは、

「バカに似ていたから」

である

その言葉をいつかのアニの言葉と重ね合わせる2人―

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こうしてヒッチ&マルロは、憲兵団に籍を置きながらもリヴァイ班の仲間になったのである

いわばスパイになったのだ





ここでいきさつはかなり端折られ、とにかくマルロ&ヒッチの働きでリヴァイたちはエレンとヒストリアの幽閉場所に行き着くのであった…

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この壁内世界の目的とはなんなのか?
なぜライナーたちは攻めてきているのか?

そろそろ謎の一端くらいは明かされるのではないだろうか…

というわけで、とっくに購入済みの60話をこれから読みます!!
























やはりツンデレであったヒッチのフルネームは「ヒッチ・ドリス」

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正座、やはり色っぽいではないですか!!