もう夏も間近、僕にとっては非常に辛い季節です(暑さとか虫とか)
そして今更ながらの74話です
仲間と自分を信じ巨人化したエレンは
遂に、シガンシナ区の壁を塞ぐことに成功する!
正確にはベルトルトに壊された外門、元々の壁外へ通ずる穴を塞いだのだ
あの日以来、5年越しの逆襲である
この偉業を達成した後、エレンはミカサにマントを掛けてもらうのだが
あまりエレンがこうはっきりとした礼をミカサに言う事はなかったような
心境に何らかの変化があったのだろうか?
それとも重大任務中の緊張感や意気込みがそうさせるのか
こうもあっさりと壁が塞がれたことを、しかしエレンは信じられない
それ程までにこれは悲願とも言うべき目標だったのだ
だが作戦はまだ始まったばかり
まだ彼らと遭遇すらしていないのだ…
そんな中、アルミンは敵の野営跡を調査しエルヴィンに報告する
カップは3つ、中身はいい匂いの黒っぽい飲み物…つまりコーヒーか!
どうやら壁内にコーヒーは無いらしい
紅茶のような、と言っていたので紅茶はあるようだ
エルヴィンは「鉄製のポットは冷めきっていました」との報告に疑問を呈する
壁上から我々を視認したのならば、現時点までの時間は2分ほどしかない
そんな短時間で鉄製のポットが冷めきるはずが無いと…
そうなると別な場所にいる斥候の存在、つまりライナー、ベルトルト、獣の巨人以外にも知性を有する敵がいることになる
まあこれは別に驚くことではないかと
敵陣に飛び込んだ以上、仲間が何人いたところで不思議はない
調査兵団がどの方角から来るかもだいたい分かっているのだから、その辺りに見張りを配置するというのは自然なことだ
だがそれをポットの熱で見抜いたことによって、既に敵が臨戦態勢に入っていることを知れたのだから、エルヴィンとアルミンのコンビはやはり優秀である
ここでエルヴィンはアルミンに重責を課する
敵の居場所を探るという重大任務の指揮を委ねたのだ!
判断を誤れば全てが終わる…相当なプレッシャーだろう
失敗したらエレン以外は全員殺され、壁内人類の希望も潰えるのである
それ程までにアルミンの頭脳を信じたエルヴィンだが、実は彼にも策があった
もうこれが何かは続刊を読んで知っているのだが、フェアじゃないので知る前に僕が考えていたことを恥ずかしながら書きます。。↓
敵の知らない隠し事といえばケニーに託されたあの注射液くらいしか思いつかない
エルヴィンの腕には何かを装着するような器具が着いているが、ここに注射器を仕込むのだろうか?
とすると、使うのはエルヴィン?
しかしただ巨人になっただけでは無知性なままのはず…
…これはさらに後て無駄な考察をしようと思う、もう書いちゃってたので(笑)
とりあえず壁近くを捜せという常識的な指示を出したものの、ライナーたちは発見されない
凄まじい重圧の中でアルミンは考えるが、敵の思惑が一向に分からない
何故なら、いつでも敵は自分たちの知らない知識を持って攻めてくるからだ
超大型巨人、鎧の巨人、アニの水晶体、ラガコ村住民の巨人化
…そして、それを言うなら…
あることに思い至ったアルミンは、捜索隊を集め「壁の内部を調べよ」と指示を出す!
先ほどは戸惑いながらも従った兵士たちだが、この突拍子もない指示にはさすがに反発してきた
だがアルミンは
そしてエルヴィンからの口添えもあり、捜索隊はアルミンに従って壁内の捜索を始めた
敵の武器がこちらの知らない情報ならば、それを逆手にとればいい
ライナーらは「壁の中に巨人がいることをこちらが知っていること」を知らないのだ
その前提であれば、壁の中こそエレン強奪に最適な隠れ場所なのである
そして、、、
本当にあった、見つけちゃった、、、
しかし
何故だ?という表情で、遂にライナーが姿を現す!
当然ながらこんな敵陣の中へ、しかもこんなに周囲から注目されるタイミングで登場するつもりはなかっただろう
アルミンと至近距離で対峙するライナー、しかし2人が言葉も剣も交わす間も無く
速いΣ(・□・;)
反応も決断も、身体的スピードも桁違いに速い!
なんだ巨人にもなれずに勝負あったか、まあライナー巨人はもう十分過ぎるほど暴れてたしな、こちらのペースで発見できた以上これが自然な決着か。。などと考えたのだが
決着はまだ先だったようだ
そして
アルミンによって計画変更を余儀無くされたためか、遂に獣の巨人が登場!
多くの巨人を引き連れて…
さらに
かなりの長距離投石によって壁の穴を狙い打ち!
これにより馬を使っての退避ができなくなったのだ
人の足では巨人からは逃げられない
殲滅作戦
それは敵も同じだった―
今回気になったこと
●ライナー、ベルトルト、グリシャ兄(仮)が珈琲を飲んでいた
まさかホットコーラということはないだろうからまず間違いなくコーヒーだろう
別に珈琲を飲んでても不思議はないのだが、壁内にその文化が伝わらなかったのは何故かというのが気になった
巨人発生以前は、たぶん人類の間で珈琲も紅茶もごく普通に飲まれていたのだと思う
まさか壁外勢力が独自に珈琲を生み出したとは考えにくい
では何故、壁内には紅茶があって珈琲は無いのか?
珈琲の記憶を消さねばならない理由があったのか?
どちらにもカフェインが含まれていて、どちらも嗜好品である
単に栽培するための苗が壁内になかっただけなのかも知れないが、仮に根本的な争いの原因が珈琲を巡るものだったとしたらくだらな過ぎて逆に面白い
あと野営跡、もう少し綺麗に隠せなかったのかw
それとも、慌てて下に落とし急いでその場を離脱した、と思わせたかったのだろうか?
さらには「敵は3人」と思わせたかったとか?
配置はいずれバレる事とはいえ、対応策を練る時間はなるべく与えたくなかったのかも
●エルヴィンの隠し事とは?
ここから先は間違っていたことが判明している滑稽な考察である
左腕になにやら巻き付け、それを敵への隠し事と言ったエルヴィン
そこには自転車に付けるドリンクホルダーみたいな器具が!?
これが何らかの切り札だったとしたら、サイズ的にもやはりあの注射液しか思い付かない
でも、だったら何故まだ注射液をセットしていないのだろう?
もういつ敵が襲ってきてもおかしくないのに
また、エルヴィンが巨人化するとして、無知性巨人のままでは全く意味がない
巨人化能力を持つ人間を食わなければただの巨人、周りの人間を襲うだけで戦闘の役に立たつどころかただ危険なだけだ
では仮にエルヴィンが巨人化するという前提で考えるとして、当然「誰を食うのか?」という話になる
まさか座標を持ち硬質化能力を手に入れ、敵に対する人質的役割すらも持つエレンを食う訳にはいかないだろう
食おうとしたところでその前にミカサに殺されちゃうし
となると、残された巨人化能力者はアニ、ライナー、ベルトルト、獣の巨人ということになる
獣の巨人はまだ正体も分かっていないので計画に入れるのは難しいと思う
アニは水晶体に守られているので食うのは不可能
とするとライナーかベルトルトを食うことになる訳だが、巨人化したあの2人を食えるとは思えない
殺してから食うか、完膚なきまでにダメージを与え巨人化できないような状況に追い込んでから食うか、或いは巨人化する前に隙を見て食うか
可能性があるとしたら殺してからか、エレンが倒してからになるだろう
殺した後でも脊髄液が有効なのかどうかは不明だが、あの瓶の中で効力を保っているのであれば、死んだ肉体の中でも暫くはいけるように思う
この場合、エルヴィンはその作戦を皆に隠している可能性がある
だから、まだ装着していないのだ
知っているとしたらリヴァイ、ハンジ辺りだけだろう
まあ隠し事があの注射液というのはちょっと当たり前過ぎる考察かも知れない、できればもっと面白い意外な何かがあって欲しい
例えば、失われたエルヴィンの右腕に関係する何かとか
そもそもドリンクホルダーの下に巻いてあるベルトみたいなのに何の意味があるのかが分からない
あそこまでがっちり巻くとは、自爆装置的なものでも体内に仕込んでいるのだろうか?
それでわざと喰わせて…
…とここまで書いておいて、よく見たらエルヴィン以外の兵士達も同じ物を着けていた(>_<)そして続刊を読んだら
これはあれでふね、この後に登場する新兵器に関する装備だったのですね。。
恥ずかしい!!
●ライナーは(巨人化能力者は)どうしたら死ぬのか?
首を刺し貫かれても生きていたライナー
血流が途絶えれば急速に脳は死んでゆくと思うのだが、しかし巨人化した後の感覚器官が巨人の体躯に沿ったものであることを考えると、そう一概にも言えない
そもそも巨人化能力者には人間状態に於いても自己修復能力が備わっている
歯だろうが腕だろうが再び生えてくるのだ
ならば、脳すらも絶対的器官ではなくなっているのか?
この次の話あたりでライナーが脳機能と巨人化能力者の限界について大変興味深いことを言っている
なのでここから先もまたまた滑稽な推測になってしまうのだが、もう書いちゃってるのでちょっとだけ語らせてもらいたい
それはつまり、ここが仮想現実世界だからなのである!!
…またかよ(´・Д・)」
と思われるかも知れない
でもやはり「座標」という言葉と、それによって故郷に帰れるという言葉から、どうしたってその可能性というか期待が捨てきれないのである
ここがホログラムのような仮想世界だとしたら、無制限ではないにしても一般的物理法則が当てはまらないのは当然だ
死んでしまえば本体も死ぬのだとしても、アイテム保持者はその確率を大幅に下げることが出来るのだ。と
ここで死んでしまえば現実の肉体も死ぬというのはマトリックスの世界に似ている
あるいはハンターハンターのグリードアイランドにも似ている(まああれは現実だったが)
世界が戦争状態になり、しかし現実世界(非戦闘員)に被害が出ないよう仮想現実での戦争をしている
初代王による記憶改竄はゲームの初期設定として与えられたもの…
いや、だとしたら記憶改竄などする意味はないのか
ライナー側は記憶を持っているのだからあまりに不公平過ぎる
そもそも壁内人類は「悪魔の末裔」とまで言われているのだから、監獄のような仮想現実で罰を受けているのだと考えるのが自然かも知れない
または仮想現実ではないが、それに近い世界の監獄に
ただいずれにしても、この世界はじきに滅びるらしい
それが死刑執行ということなのだろうか…
以上、言いたいだけの滑稽な推測でした
ベルトルトが泣きながら罪を告白したことを考えると、完全な仮想現実というセンは少ないのかも知れない
そしてむしろ、一周回ってその方が意外で面白い気もしてきた
ただいずれ我々の住む現実世界のような光景が見られるのだけは、この後も勝手に期待し続けようと思う(笑)
●獣の巨人が引き連れてきた巨人たちは何処にいたのか?
獣の巨人はグリシャ兄(仮)が瞬時に巨人化したとして、他の無知性巨人たちはどういう状態だったのか?
巨人の状態であればウトガルド城の時のように動かないよう命じていたのだろうが、さすがに目立つ
とすると人間の状態で捕らえておいていきなり巨人化させたということになるのだが、その為には一気に多人数を巨人化させる方法を持っていなければならない
まさか一人一人注射して回る訳にもいかないだろう
ラガコ村の時にしても、村人全員を巨人化させるには瞬時に事を済ませる必要があったはず
脅して注射、という線もなくはないが、獣の巨人がいくら強いとはいえ1人も逃さず村人を拘束することは困難に思える
もし逃げれた人がいたとしたら、証言者が1人も現れないというのは不自然だ
ヒストリアの父ロッド・レイスは注射液を舐めただけで巨人化し、エレンは「ヨロイ」の液体を飲んだだけで硬質化能力を得た
とにかく体内に取り込まれれば良いのであれば、気体にして吸わせれば一気に多人数を巨人にできなくもない
ラガコ村に関しては村全体に何らかの装置で散布、今回はあらかじめ拘束しておいた人間に気体を吸わせた… というところだろうか
もしくは獣の巨人にそういう能力があるか、他に全く別の方法があるのかも知れない
いずれにしても、獣の巨人は彼らを操ることができる
もしも巨人を駒のように配置し動かせるとしたらかなりの脅威だと思う
果たして、調査兵団はどのように戦うのだろうか…?
口コミによると2〜3ヶ月目から効果が表れるそうです