ケムリクサ、Amazonプライム
ケムリクサ 第12話 感想と考察 β版
ネタバレありです、見てない方には心から本編視聴をおすすめします!
ーーーーーーー
ケムリクサ最終回12話、またしてもβ版を書いてしまった
あとでちゃんと感想考察したいですが、まずは勢いで書きたいことを書いちゃいたいと思います!
◯旅の目的は…
12話感想をひとことで言えば、もうめっさ感動したとしか
意外というか予想を裏切られたというか、まさか最後にああいう形で来るとは…
てっきり情報過多になるぐらい様々な要素をぶっ込んで混乱させられるのかと思ってた
それが謎解きなど知るかとばかりにほぼ全編バトルで埋め尽くし、その実本当に描いていたのは愛情だったという…
何度も見返すごとに伝えたいものが解ってきて、それが11話とは違った形で完璧に練り上げられている
あの11話からの流れで物足りなさを感じる人もいたと思うが、是非繰り返し見てみて欲しい
自分はそうすることで、よりはっきりと大切なものが見えてきた
考えてみれば、状況的にああなるのも必然だった
りんたちにとっては「守って生き抜く」以外ない局面なのである
そして守るための、生きるための戦いの中で急速にりんの心が開かれてゆく
この旅は水を探し求めるのみならず、りんの「すき」を見つけるための旅だった
りんの(りりの)心を探し求め奪い返していく旅だったのだ
思い返せば1話のりなこを始まりとし、りつ姉も裏姉妹たちもみんなりんの「すき」を願っていた
最初から目的は示されていたのである
今回わかばが何度も死にかけたことで、りんは絶対に失いたくないものに気付かされる
そしてもう本当に最期だと思ったその瞬間、初めて「すき」の名前を叫んだのだ
わかば
ずっと前から知っていたのに、一度も発したことのない言葉
大切な、覚えたての名前を呼ぶような、たどたどしくて悲痛な叫び
絶望的状況の中で、りんはとうとう「すき」を見つけたのだ
…ついに来たか、と感無量で魂も身体も震えた
新元号は「若葉」にして欲しいとさえ思った
戦いが終わり、わかばの無事を確認すると
…もうどうにも制御できなくなってしまったのだろう
生きている温もりを感じるための、生きていてくれた喜びを噛みしめるための尊い抱擁だった
さらに畳み掛けるように
「それ離すなよりん、ちゃんとがっつり握っとけ」
りくの言葉に応えるかのようなシャツつまみ
女の子やぞ、もう完全に
ここまではまだ、もうすぐ消える覚悟を決めての行動だった
だが
ここでりんの張り詰めていた心が一気に崩れ折れる
泣き虫のりん…本来のりんに還れたのだ
心を取り戻したりんは
「好きだ」
言った…とうとう言ってしまった
画面も真っ白になったが、こっちの頭も真っ白になった
これが天真爛漫な、りつ姉の言っていた本来のりん
ずっと感じていた想いを、そのまま言葉に出して伝えたのである
かつてこれほどまでに重くて尊い「好きだ」があっただろうか
涙と一緒に全ての心配が流れ落ちたのだろう、恥じらいすらも後押ししてくれたように見える
りんの中で何かが氷解したように、見ているこちらの積み重ねてきた価値観すら一気に砕けて散った
11話とは違ったパラダイムシフトである
思春期の頃にめぞん一刻を読み続け、長い年月をかけてあれに至った時の爆発的感情を思い出す
それをたった12話でやられてしまった
いずれはこういう展開になると分かっていながら見事にやられてしまった、負けて悔いなしだ
最後、真っ白な画面の右下に若葉が芽を出している
これはもしかしたら、りんの「すき」を受けてワカバの記憶が戻ったことを意味しているのではないか
りんの中にはりりが、わかばの中にはワカバがいる
あの強烈なまでの笑顔はりりの笑顔にも似ていた
もう2度と会えない…そう思っていたワカバと再び会えたのだ
時を超えて、ワカバは約束を果たしたのである
りりは、りんが「すき」を自覚することでようやく表に出られた
そしてワカバにとってりんの、りりのこの言葉こそ復活のワードだったのでは
「すき」は、初まりの物語からずっと流れ続けているテーマだった
EDのこのシーン
少しだけ成長したりりがワカバに駆け寄っている
これは再会の暗示だと思う
もちろん全く別の形で再会しているのかも知れないし、ワカバの復活もわかばには認識できていないかも知れない
それならそれで良いのだ
むしろわかばには、りんの告白を受けて存分にドギマギしてもらいたい
りんの「すき」は、紛れもなくりん自身の「好き」だったのだから
ここで一つのテーマが完成し、物語は大団円を迎えた
この続きがあるとしたら全く別の角度からになるだろう
船の謎、宇宙人の謎、地球の謎、そしてケムリクサの謎
はっきり言ってまだまだ謎だらけである
その謎を解く物語を是非ともまた見たい
が、今はこの12話の、りんとわかばの物語をもっと噛みしめていたいと思う
2人の物語は、今始まったばかりなのである
…かっこ良くまとめたつもりで、ほとんど考察していなかった
たつき監督、どさくさの中で何気に謎を増やしてくれた笑
今後もめっさ楽しめそうである!
◯ここすき
うちの猫が腎不全になってしまいました……
もし「余裕ならあるせ」という方いらっしゃいましたら、支援して頂けると大変助かります
下記から購入すると自動的にAmazonからうちに届くらしいです
https://www.amazon.jp/hz/wishlist/ls/3DOOFDUACW01P?ref_=wl_share
もし使い切れない位に届いたら知り合いの猫シェルターに寄付します
勝手なお願いすみません…
管理人
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ケムリクサ 第12話 感想と考察 β版
ネタバレありです、見てない方には心から本編視聴をおすすめします!
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ケムリクサ最終回12話、またしてもβ版を書いてしまった
あとでちゃんと感想考察したいですが、まずは勢いで書きたいことを書いちゃいたいと思います!
◯旅の目的は…
12話感想をひとことで言えば、もうめっさ感動したとしか
意外というか予想を裏切られたというか、まさか最後にああいう形で来るとは…
てっきり情報過多になるぐらい様々な要素をぶっ込んで混乱させられるのかと思ってた
それが謎解きなど知るかとばかりにほぼ全編バトルで埋め尽くし、その実本当に描いていたのは愛情だったという…
何度も見返すごとに伝えたいものが解ってきて、それが11話とは違った形で完璧に練り上げられている
あの11話からの流れで物足りなさを感じる人もいたと思うが、是非繰り返し見てみて欲しい
自分はそうすることで、よりはっきりと大切なものが見えてきた
考えてみれば、状況的にああなるのも必然だった
りんたちにとっては「守って生き抜く」以外ない局面なのである
そして守るための、生きるための戦いの中で急速にりんの心が開かれてゆく
この旅は水を探し求めるのみならず、りんの「すき」を見つけるための旅だった
りんの(りりの)心を探し求め奪い返していく旅だったのだ
思い返せば1話のりなこを始まりとし、りつ姉も裏姉妹たちもみんなりんの「すき」を願っていた
最初から目的は示されていたのである
今回わかばが何度も死にかけたことで、りんは絶対に失いたくないものに気付かされる
そしてもう本当に最期だと思ったその瞬間、初めて「すき」の名前を叫んだのだ
わかば
ずっと前から知っていたのに、一度も発したことのない言葉
大切な、覚えたての名前を呼ぶような、たどたどしくて悲痛な叫び
絶望的状況の中で、りんはとうとう「すき」を見つけたのだ
…ついに来たか、と感無量で魂も身体も震えた
新元号は「若葉」にして欲しいとさえ思った
戦いが終わり、わかばの無事を確認すると
…もうどうにも制御できなくなってしまったのだろう
生きている温もりを感じるための、生きていてくれた喜びを噛みしめるための尊い抱擁だった
さらに畳み掛けるように
「それ離すなよりん、ちゃんとがっつり握っとけ」
りくの言葉に応えるかのようなシャツつまみ
女の子やぞ、もう完全に
ここまではまだ、もうすぐ消える覚悟を決めての行動だった
だが
ここでりんの張り詰めていた心が一気に崩れ折れる
泣き虫のりん…本来のりんに還れたのだ
心を取り戻したりんは
「好きだ」
言った…とうとう言ってしまった
画面も真っ白になったが、こっちの頭も真っ白になった
これが天真爛漫な、りつ姉の言っていた本来のりん
ずっと感じていた想いを、そのまま言葉に出して伝えたのである
かつてこれほどまでに重くて尊い「好きだ」があっただろうか
涙と一緒に全ての心配が流れ落ちたのだろう、恥じらいすらも後押ししてくれたように見える
りんの中で何かが氷解したように、見ているこちらの積み重ねてきた価値観すら一気に砕けて散った
11話とは違ったパラダイムシフトである
思春期の頃にめぞん一刻を読み続け、長い年月をかけてあれに至った時の爆発的感情を思い出す
それをたった12話でやられてしまった
いずれはこういう展開になると分かっていながら見事にやられてしまった、負けて悔いなしだ
最後、真っ白な画面の右下に若葉が芽を出している
これはもしかしたら、りんの「すき」を受けてワカバの記憶が戻ったことを意味しているのではないか
りんの中にはりりが、わかばの中にはワカバがいる
あの強烈なまでの笑顔はりりの笑顔にも似ていた
もう2度と会えない…そう思っていたワカバと再び会えたのだ
時を超えて、ワカバは約束を果たしたのである
りりは、りんが「すき」を自覚することでようやく表に出られた
そしてワカバにとってりんの、りりのこの言葉こそ復活のワードだったのでは
「すき」は、初まりの物語からずっと流れ続けているテーマだった
EDのこのシーン
少しだけ成長したりりがワカバに駆け寄っている
これは再会の暗示だと思う
もちろん全く別の形で再会しているのかも知れないし、ワカバの復活もわかばには認識できていないかも知れない
それならそれで良いのだ
むしろわかばには、りんの告白を受けて存分にドギマギしてもらいたい
りんの「すき」は、紛れもなくりん自身の「好き」だったのだから
ここで一つのテーマが完成し、物語は大団円を迎えた
この続きがあるとしたら全く別の角度からになるだろう
船の謎、宇宙人の謎、地球の謎、そしてケムリクサの謎
はっきり言ってまだまだ謎だらけである
その謎を解く物語を是非ともまた見たい
が、今はこの12話の、りんとわかばの物語をもっと噛みしめていたいと思う
2人の物語は、今始まったばかりなのである
…かっこ良くまとめたつもりで、ほとんど考察していなかった
たつき監督、どさくさの中で何気に謎を増やしてくれた笑
今後もめっさ楽しめそうである!
◯ここすき
うちの猫が腎不全になってしまいました……
もし「余裕ならあるせ」という方いらっしゃいましたら、支援して頂けると大変助かります
下記から購入すると自動的にAmazonからうちに届くらしいです
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もし使い切れない位に届いたら知り合いの猫シェルターに寄付します
勝手なお願いすみません…
管理人
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