今日は萌え日和

タグ:ミカサ



進撃の巨人 第82話 ~勇者~



一応、あけおめといえばあけおめです!


今さらですが、ネタバレありです


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秘策をもって無双の巨人・ベルトルトに挑むアルミンとエレン

だがその作戦は、アルミンがどれだけ耐えられるかに掛かっているという

「勇敢じゃないから無理はしない」というアルミンだが、その裏にある決意にエレンは気付いていた…



一方、再生したライナーは直近の記憶を失いながらも一直線にエレンの元へ!

彼らにとってはエレン確保が最優先、ライナーは混乱しながらも最適解を選択したのだ。自分を見失った時は初心に還るのが基本である

だがミカサたちにしてみれば絶対に行かせるわけにはいかない、もはやアルミンの作戦が最後の砦なのだ

そして、雷槍の記憶がすっぽり抜け落ちているライナーは、足を爆破されてまたも膝を着かされてしまう

そこにコニーとサシャで顎に雷槍を撃つも、反撃を喰らいサシャの雷槍は外れてしまう。これでサシャは負傷

開いた口にミカサがとどめの雷槍を撃ち込む筈だったのだが…そこに!

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ハンジ生きてた!

すかさずミカサの雷槍が

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勝負ありだ

結局、彼らの戦略を忘れてしまっていたライナーに為す術はなかった

あとはエレンとアルミンがベルトルトを倒すのみなのだが、、、


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作戦決行直後、なんとエレンは見事な壁落ちを見せ、そのまま動かなくなってしまう

破れかぶれの雄叫びと共に特攻するアルミンに

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もはや勝利を確信したベルトルトだが、アンカーが歯に刺さっているためアルミンは吹き飛ばない

熱放射で消費するのは骨以外というアルミンの読みが当たったのだ

さらに、熱放射中の超大型巨人は動けない

これも、動くためには筋肉の稼働が必要な筈という理屈らしい

それでもアルミンが絶体絶命であることに変わりはなく…

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肉体の限界を超えたアルミンは、、、


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火傷もさることながら、あの高さから落ちたらそもそも致命傷だろう



そんなかつての仲間を殺し、今度こそ勝利を確信してエレンに歩み寄るベルトルト

だがそこには

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硬質化した巨人の抜け殻!

罠と気付いた瞬間に

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エレンがベルトルトの背後を取り、うなじを一閃!

ここまで全て、アルミン命がけの陽動作戦だったのだ

ベルトルトはアルミンの狡猾さを知っている筈

それでもまさか、巨人の力を捨てて生身で攻撃させるという発想はなかったのだろう

アルミンを倒せばもう周囲に敵はいない筈で、熱風を放つ必要もなくなる、そしてエレンに歩み寄るため筋肉を稼働させねばならない

その一瞬の油断を突いたのだ

アルミン、やはり恐るべし!


だが、だからと言ってアルミンが無事なわけもなく…


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エレンは分かっていながらも、アルミンに全てを託さざるを得なかった自分を…この戦いを呪うのであった……




ー感想ー

自分が焼け死ぬと分かっている戦いに臨んだアルミン、幼友達が焼け死ぬと分かっていながらそれをじっと待つしかなかったエレン

今回は、心理的に凄まじく濃い話だった

アルミンは自分の命を捨て、人類の勝利を得たのである

まさに心臓を捧げたのだ

いずれにせよこの戦いに負ければ全員死ぬのだろうが、それにしても焼け死ぬというのは自分なら勘弁願いたい

しかも焼けるのに時間がかかるということは、炎ほどは熱くない温度でじわじわと焼かれるのである

ゼロ距離でドライヤーの熱風を当てられ続ける温度、もしくはストーブに触れるか触れないか位にまで近付いた時の温度、よりやや熱いレベルだろうか

それを全身に浴びるのである

そういえば何処かの国の拷問だか刑罰だかで、眼にドライヤーの熱風を至近距離から吹き付けるというのがあった
目玉焼きになるそうである((((;゚Д゚)))))))


エレンにしても、正面に立つベルトルトに気付かれずに抜け出し背後に回らなければならない

壁の穴は塞がれているから向こう側に抜けることは出来ない、超大型巨人の発する蒸気をブラインドにしつつ隠密行動をする必要がある

実際、超大型の中身がリヴァイみたいな奴だったら通用しなかったかも知れない


ベルトルトはアルミンの策により隙を作らされたが、そもそもやはり精神的に吹っ切れていなかったのだと思う

アルミンの最期を、その能力を全て引き出した上で見届けようとした

本来ならあっという間にとどめを刺せた筈である

でもこれが、「ちゃんと殺そうと思う」の結果だたとしとら……ベルトルトには結局、仲間と過ごした時間を捨て去ることはできなかったということなのだろう…






それにしてもライナー、何もしてないな。。












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2019/08/18 管理人





進撃の巨人 第81話 〜約束〜


※今回は試みに見出しを付けてみました




ー エルヴィン無念 ー



特攻直後

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早くもエルヴィン退場

先陣切って岩つぶてに飛び込んで行ったのだから当然である

もちろん大将が死んでも兵士たちは止まらない、助けもしない

どの道、全員死ぬのが前提の特攻

仲間が死んでゆく傍を、自らも死に向かって走り続けるだけだ


ー ジークの心情 ー


そんな彼らに対し、、、


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初めて感情を露わにした獣の巨人=ジーク戦士長

その怒りは「歴史の過ち」を学んでいないがゆえ、死ぬだけの無策な特攻を仕掛ける行為に向いているようだ

どんなに抗っても彼らは死ぬしかない、なのに…

怒りと哀れみが同居するような感情、過去に何かがあったことが伺える

というかまあ、あったのだが

だがすぐに熱くなってしまった己を戒め、自分は「父親とは違う」と改めて冷静・残忍さを取り戻すジーク

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殺戮劇はまだ終わらない



ー マルロの最期 ー


死を目前にしながらも皆を鼓舞していたマルロ

しかし、2発目の投擲が来る直前

本当にあと1秒足らずで人生が終わるというその時

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死の覚悟なんて全く出来ていない自分に気づくのである

思い起こすのは、今頃ベッドですやすや寝ているであろうヒッチの姿

自分もそこに、いたかった

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次の瞬間マルロは死んだのだが、マルロ自身がそれを認識することはなかっただろう


ー リヴァイ ー

さらに突撃してくる新兵たちに再び感情を煮えたぎらせるジーク

これが彼の弱点か

何故なら…

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ようやく異変に気付いた時には


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この距離までリヴァイに近付かれたらもうアウトである


反射的に弾き飛ばそうとした腕を切断され、

うなじを守ろうとして目を潰され、

それを認識した瞬間に足を斬られ、

倒れた時にはもうリヴァイはうなじの間近に。

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すべてが思考の一手先

人間の反応には0.5秒のタイムラグがあると言うが、リヴァイにはそれがないようだ

上手く言えないが、相手にしてみたらあたかも未来から攻撃を受けているように感じるだろう

アニの時と同じである

いや、アニの方が格闘術の心得がある分まだマシだったか




そしてざっくとうなじを斬られた獣の巨人=ジークは

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先ほどまで哀れんでいた新兵たち同様の哀れな姿に

損傷は著しく、回復中の能力者は巨人化できない

「そうだったよな?」

口を貫かれた状態のジークに問いを発し、答えようもないジークの目を「失礼な奴だな」と内側から貫くリヴァイ

口に刺した剣を目から出すという、かなりの荒技

ただでさえドSなリヴァイが怒りも手伝ってもう全開である

だが、ここで殺すことはできない

色々話してもらうことがあるからではなく、ジークを食わせることで誰かを生き返らせたいのだ

誰かを…

そんな迷いが油断となったか

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いることは分かっていた筈のもう1人の巨人能力者にジークを奪われてしまう

たぶん馬を使っても追いつけないだろう

顔に似合わずこいつ意外と素早い!

さらにジークの命令で、それまで棒立ちだった巨人たちが襲い来る

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誓ったのに、約束したのに

それを果たせず…

馬もなく足場もない更地で、リヴァイは巨人たちに突撃してゆく




ー アルミン ー


鋼の巨人=ライナー復活に絶望感立ち込める中、アルミンが遂に突破口を思いつく

それはやはり超大型巨人を消耗させる作戦ではあったが、逃げ回るのではなく積極的に「何か」をするもの

気絶したエレンの元に向かうアルミン

トロスト区の時と同じ、剣を刺して声を伝導させるやり方で話しかける

エレンは自由を取り戻そうとする時、アルミンは外の世界を思う時に勇気が湧いて来るのだと言う

でも、この作戦が成功した時

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嫌な予感しかしないのだ…



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ー感想ー


・過去の過ち

壁の中の人類が、レイス王によって記憶を改竄されていることをジークは知っていた

その記憶には過去の人類が犯した罪が含まれており、それが「悲劇」の元であると

前に「壁内人類はナチス的な罪を犯したために世界から隔絶されている」みたいな考察をしたのを思い出した

それは彼らの名前がドイツっぽいというだけの理由だったが、あながち間違いではなかったのかと

しかしジークの怒りようは、単に敵に対するものとは違っていた

これはこの後の「父親とは違う」発言にも表れている

明らかにジークは父親に反感を抱いていて、その怒りをなぜかここの兵士たちに投影している

そこから考えられるのは何か同族嫌悪的な感情であるが、これは後の展開を知っているからこそ言えるのかも知れない

少なくともこの回を読んだ時は、壁外と壁内にはかなりねじれた確執があるんだな、とだけ思った

そしてやはり、ジークも人の子だったのかと

一時はジークのことを「人間ではない何か」ではないかとすら思っていたが、これで彼がラスボスでないことだけはほぼ確定した

あのメガネが座標の位置を示す「Google grass」的なものという期待も空振り…いやそれはまだ分からないぞ!



・痩せ細る超大型巨人

あの莫大なエネルギーは、骨格以外の肉体を燃焼?させることで産み出されていた

このまま熱を出し続ければ、いずれはただのでかい骸骨になるのだと

骸骨状態で向かって来られても怖いが、筋肉を失えばもう動きようがない

これは、エレンが鼻血を出しながら頑張った実験の成果でもあった

しかし燃え続けるというのは何となく分かるのだが、最初の大爆発はどうして起きるのだろう?

エレンなんかも巨人化する時「カッ」という感じで閃光を放つが、あれのでかい奴バージョンということだろうか?

それとも、超大型巨人だけが特殊な生成の仕方をするのか?

そもそも何処から巨人を構成する素材が来るのか分からないのでなんとも言えないが、その素材が肉体(人間の)近辺からドン!と巨人の大きさにまで一気に拡大するのだとしたら、その時の余剰エネルギーが周囲に放出されるのかも知れない

例えば衝突エネルギーなんかは質量×速度の二乗で増大してゆくというが、巨人の体も大型になるにつれ累乗的に大きなエネルギー放出になるのであれば、なんとなくあの威力もうなづける。バイバインで増やされる栗まんじゅうみたいなものだ。いや違うか

余談だけどバイバインの回はとても怖かった。のび太が自分の影に嵌められる回よりも怖かった。下手したら宇宙滅亡じゃん!とまで思った

あの栗まんじゅうはロケットで宇宙の果てまで放逐されたのであるが、今思うと光速を超える速度かワープでも出来ない限り宇宙の果てまでは行けないと思う

ああそう考え始めるとまた恐怖が…

あといずれは、というかあっという間に宇宙の膨張速度も上回って栗まんじゅうは増大すると思うのだが…だって倍々だよ!?

もしかしたら既にあの頃、藤子不二雄先生は「宇宙の膨張は加速し続けている!」と看破していたのかも知れない


すごく脱線した

言いたいことは、もしベルトルトが短時間で何度も繰り返し巨人化できるのであれば、かなりの脅威であるということだ

練度によるみたいだが、この決戦前にライナーが言っていたように、やはり超大型巨人が最強なのかも知れない

いつもオロオロしてたばかりのベルトルトが遂にその真価を引き出したのだ

壁内でいきなり巨人化してたら、トロスト区とかあの時全滅できたんじゃと思う

まあ座標も奪わなければならないので、ただ暴れるだけじゃだめなんだろうけど。。



・リヴァイの強さ

リヴァイは速い

動きそのものも速ければ、思考速度・反応速度も速い

それでいて先を読んだ、戦略的な戦い方をするのである

速く動こうととする者の動きは単純化すると言われるが、リヴァイにそれは当てはまらないようだ

パワーだけではない、アッカーマン恐るべしである・・・

アッカーマンの一族と東洋の一族に関しては、王による記憶改竄が通じないという以外は何も語られておらず、未だに謎だらけである


・これが死か

このセリフを聞いた(読んだ)のはミギー以来だ

言うまでもなく「これ」は死そのものではなく、死の直前である

死の直前に自分が抱いた認識が「これ」なのだ

ミギーの場合は、薄れてゆく意識の中で孤独感だけがくっきりと大きくなったのだと言う

マルロがヒッチのことを思い出したのも、そんな孤独感からなのかも知れない

死ぬ時はひとり…

死んだ後に「これが死か」と思えたら良いのだが




・アルミンの覚悟

明らかに、自分を犠牲にした作戦を実行しようとしているアルミン

ある意味でエルヴィンと似ている

そしてこの2人の決断は、後にリヴァイへと委ねられることになるのだ

本当に、残酷な世界である…


























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本当の無制限はWiMAXだけ



あけましておめでとうございます!

と下書きに書いてあったのですが、もう3月 4月ですね!

本年度こそは…!




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エレンたち調査兵団の上に飛来する、ベルトルト入り樽爆弾

その威力はアルミン曰く「この距離ではもう避けられない」レベル…

なんと恐ろしいことに、ベルトルトは巨人化しただけで周囲の全てを滅ぼしてしまうのだ


だが決行の寸前、ベルトルトは戦友の変わり果てた姿を見ることに

「雷槍」により見るも無残な姿となったライナーを見て、思わずベルトルトは巨人化を止める

もしここで巨人化していたら、調査兵団の運命はかなり変わっていただろう

ライナーがもっと早い段階で合図を出していたら…そう考えると、この戦いはそもそも調査兵団にとってかなり不利なものだったように思える



ライナーの様子を確認したベルトルトは、彼がまだ生きていることに気付く

全身の神経網に意識を移し、巨人の脳を利用した、ということらしい

しかしそれは「最後の手段」だと

リヴァイに首をやられた時はさらっと言っていたので、今回の方が遥かに危険な行為だったのだろう

覚悟を決めたベルトルトは、ライナーにも覚悟を決めるよう促し…

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ここからが、本当の勝負なのだ!


一方ハンジ指揮の下、彼らを仕留めようと動き出す調査兵団

だが、そこでアルミンが「交渉」したいと言い出す

これが最後のチャンスなのだと…

できれば戦わずに、殺さずに終わらせたいのか

だがベルトルトは

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決意の固まった彼にもはや迷いはない

あの時のようにアニをだしに使うアルミンだが、今回は逆にその裏を読まれてしまう始末


もうひとつあの時と違うのは、アルミンたちは「悪魔の末裔」などではなく、「君たちは誰も悪くない」という言葉

だけど仕方ないのだと、もう決まったことなのだと…

そんなベルトルトを背後から


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急襲!!


だが、ベル終わたと思いきやなんと振り返りざまにガード!

そのまま刀を滑らすようにベルトルトの耳を削いだミカサに対し、今度は体を躱しながらの強烈な蹴り!

蹴りをガードしたミカサはすぐさま刃を飛ばすがそれすらも弾き返すベルトルト、そしてさらに突進してくるミカサを見てようやくヤバイ、と思い離脱するのだった

第104期訓練兵卒業時の順位は3位、ベルトルトの能力は元々高いのだ

性格的弱さゆえ抑えられていたその力が、今この時になってようやく目覚めたのだろう

ミカサでこの有様ならば、他の兵士だったら殺されていた可能性が高い

何せミカサはリヴァイと同じ「アッカーマン」の血を受け継ぐ者なのだ

無論このまま戦い続ければ最終的にミカサが勝ったのだろうが、それでもここまで苦戦するのは珍しい


元々の身体能力のみならず、覚悟を決めた者の潜在能力が発揮されたと見るのが正しいのかも知れない

いわゆる火事場の馬鹿力という奴で、ミカサやリヴァイが自在に発揮している力だ

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まあ、巨人化能力者じゃなければ耳を削がれた時点で終わりなんだろうけど



一方ライナーにとどめを刺そうとする他兵士達だが、いつの間にか鎧の巨人は仰向けになっていた

ベルトルトの言葉が届いたのだろう、やはり着々と再生しつつあるのだ



ミカサたちから距離を取ったベルトルトは思う

周りがよく見える、恐怖もあまり感じない、不思議な気分だ

どんな結果になっても受け入れられる気がする

誰も悪く無い…

全部仕方なかった

なぜなら世界は―

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周りを取り囲んでいた兵士たちに逃げ場はなく、アルミン達も無事でいられる距離ではない

そんな必殺の間合いで


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…まるで小型の核爆弾である

思い返せばシガンシナ区に初めて彼が現れた時も、まるで大地震のように地面が揺れた

これこそが超大型巨人の武器なのだろう

きっと正式名称は「超大型巨人」ではなく、この爆発や熱風に因んだ名前なのかも知れない



ハンジ含む殆どの兵士たちが爆発に巻き込まれた中、エレンに守られた数人だけが九死に一生を得た

それは、奇しくも第104期生たち…

奇しくもというか、彼らだけがエレンの近くにいたのだから当然ではある

これから彼らは、自分達の判断と力だけであの超大型巨人と戦わねばならないのだ


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☆感想とか考察とか


・巨人の脳

巨人が形成される時、普通の人間と同じように各身体器官も生成される

その際に、神経系統もきちんと形成される

逆にいえば、神経系統がなければコントロールも出来ないのだろう

エヴァのように、巨人とパイロットはその神経網を通じて接続されるのだ

この際に意識も融合した状態となるので、練度の低い巨人化能力者は巨人のまっさらな脳に意識を拡散?されてしまう

かといって巨人そのものに意識はなく、あくまでも巨人化した人間が元々持っている意識が反映されるのだ

コントロール出来ないうちは、その原始的な部分だけが表に出てきてしまうのだろう

そう考えるとライナーの採った方策はかなり危険なものだったといえる

自ら、意識を巨人の脳に丸投げしてしまったのだ

その状態ではもちろんコントロールも効かず、まともな精神活動も出来ないと思われる

それでも本体の脳が修復されれば、そこにまた意識が収束し元に戻れるということか

それまで殺されずにいれば

しかし練度の低い能力者であれば、そのまま意識は巨人の脳に支配され、もう2度と戻っては来れないのかも知れない…



改めて「巨人」とはなんなんだろう?と考えさせられますね

まず、注射を打つと巨人化

その時には本体も人間の形を失っている

能力者を食うと人間の形が復活し、巨人化を解除できる

そして再生能力と、巨人化能力を得る

あ、再生能力は無知性巨人にもあるのか。本体が溶けちゃってるだけで

別な角度から見れば「巨人化することは不死化すること」と言い換えることもできる

無知性巨人になった瞬間に、不老不死となるのである

まあいずれは死ぬのかも知れないが、ユミルの例を見る限り恐らく死なない

もはや一般的生物の概念を超えているが、巨人化する時点で生物の範疇にはないだろう

生物学的概念を超えた力…どちらかと言えば物理学的なレベルの作用がないと説明できない気がする

巨人化するには、増加した質量分のエネルギーを何処かから得なければならない

さらに、そのエネルギーを瞬時に物質化しているのだ

周囲に存在するエネルギーを取り込んでいるのか、別の時空から引っ張ってきているのか

いずれにしてもそういう超科学的な作用が必要なのだ

ここまでくると神的な、あるいは宇宙人的な、もしくは未来人的な存在の関与を想像してしまう


もうひとつ、エネルギーやら質量保存やらめんどくさい自然法則を考えなくて良い可能性もある

そう、僕の好きな「仮想世界」である

ここが何者かによってプログラムされた仮想世界であれば、別に何でもありで良いのだ

その場合、エレンやミカサらが最初からプログラムによって生み出された人格か、それとも外の現実世界から放り込まれた人間か、という2パターンに別れる


もしかしたら混在しているのかも知れないけど



いずれにしても「誰が」「何のために」というところで、やはり超越的な存在を想像せざるを得ないのだが…




















イケメンアルミン
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2019/08/18 管理人















もう夏も間近、僕にとっては非常に辛い季節です(暑さとか虫とか)

そして今更ながらの74話です


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仲間と自分を信じ巨人化したエレンは


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遂に、シガンシナ区の壁を塞ぐことに成功する!

正確にはベルトルトに壊された外門、元々の壁外へ通ずる穴を塞いだのだ

あの日以来、5年越しの逆襲である

この偉業を達成した後、エレンはミカサにマントを掛けてもらうのだが

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あまりエレンがこうはっきりとした礼をミカサに言う事はなかったような

心境に何らかの変化があったのだろうか?

それとも重大任務中の緊張感や意気込みがそうさせるのか


こうもあっさりと壁が塞がれたことを、しかしエレンは信じられない

それ程までにこれは悲願とも言うべき目標だったのだ

だが作戦はまだ始まったばかり

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まだ彼らと遭遇すらしていないのだ…


そんな中、アルミンは敵の野営跡を調査しエルヴィンに報告する

カップは3つ、中身はいい匂いの黒っぽい飲み物…つまりコーヒーか!

どうやら壁内にコーヒーは無いらしい

紅茶のような、と言っていたので紅茶はあるようだ

エルヴィンは「鉄製のポットは冷めきっていました」との報告に疑問を呈する

壁上から我々を視認したのならば、現時点までの時間は2分ほどしかない

そんな短時間で鉄製のポットが冷めきるはずが無いと…

そうなると別な場所にいる斥候の存在、つまりライナー、ベルトルト、獣の巨人以外にも知性を有する敵がいることになる

まあこれは別に驚くことではないかと

敵陣に飛び込んだ以上、仲間が何人いたところで不思議はない

調査兵団がどの方角から来るかもだいたい分かっているのだから、その辺りに見張りを配置するというのは自然なことだ

だがそれをポットの熱で見抜いたことによって、既に敵が臨戦態勢に入っていることを知れたのだから、エルヴィンとアルミンのコンビはやはり優秀である



ここでエルヴィンはアルミンに重責を課する

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敵の居場所を探るという重大任務の指揮を委ねたのだ!

判断を誤れば全てが終わる…相当なプレッシャーだろう

失敗したらエレン以外は全員殺され、壁内人類の希望も潰えるのである

それ程までにアルミンの頭脳を信じたエルヴィンだが、実は彼にも策があった

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もうこれが何かは続刊を読んで知っているのだが、フェアじゃないので知る前に僕が考えていたことを恥ずかしながら書きます。。↓

敵の知らない隠し事といえばケニーに託されたあの注射液くらいしか思いつかない

エルヴィンの腕には何かを装着するような器具が着いているが、ここに注射器を仕込むのだろうか?

とすると、使うのはエルヴィン?

しかしただ巨人になっただけでは無知性なままのはず…

…これはさらに後て無駄な考察をしようと思う、もう書いちゃってたので(笑)



とりあえず壁近くを捜せという常識的な指示を出したものの、ライナーたちは発見されない

凄まじい重圧の中でアルミンは考えるが、敵の思惑が一向に分からない

何故なら、いつでも敵は自分たちの知らない知識を持って攻めてくるからだ

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超大型巨人、鎧の巨人、アニの水晶体、ラガコ村住民の巨人化

…そして、それを言うなら…


あることに思い至ったアルミンは、捜索隊を集め「壁の内部を調べよ」と指示を出す!

先ほどは戸惑いながらも従った兵士たちだが、この突拍子もない指示にはさすがに反発してきた

だがアルミンは

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そしてエルヴィンからの口添えもあり、捜索隊はアルミンに従って壁内の捜索を始めた

敵の武器がこちらの知らない情報ならば、それを逆手にとればいい

ライナーらは「壁の中に巨人がいることをこちらが知っていること」を知らないのだ

その前提であれば、壁の中こそエレン強奪に最適な隠れ場所なのである

そして、、、

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本当にあった、見つけちゃった、、、

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しかし

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何故だ?という表情で、遂にライナーが姿を現す!

当然ながらこんな敵陣の中へ、しかもこんなに周囲から注目されるタイミングで登場するつもりはなかっただろう

アルミンと至近距離で対峙するライナー、しかし2人が言葉も剣も交わす間も無く

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速いΣ(・□・;)

反応も決断も、身体的スピードも桁違いに速い!

なんだ巨人にもなれずに勝負あったか、まあライナー巨人はもう十分過ぎるほど暴れてたしな、こちらのペースで発見できた以上これが自然な決着か。。などと考えたのだが

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決着はまだ先だったようだ

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そして


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アルミンによって計画変更を余儀無くされたためか、遂に獣の巨人が登場!

多くの巨人を引き連れて…

さらに

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かなりの長距離投石によって壁の穴を狙い打ち!

これにより馬を使っての退避ができなくなったのだ

人の足では巨人からは逃げられない


殲滅作戦

それは敵も同じだった―

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今回気になったこと


●ライナー、ベルトルト、グリシャ兄(仮)が珈琲を飲んでいた

まさかホットコーラということはないだろうからまず間違いなくコーヒーだろう

別に珈琲を飲んでても不思議はないのだが、壁内にその文化が伝わらなかったのは何故かというのが気になった

巨人発生以前は、たぶん人類の間で珈琲も紅茶もごく普通に飲まれていたのだと思う

まさか壁外勢力が独自に珈琲を生み出したとは考えにくい

では何故、壁内には紅茶があって珈琲は無いのか?

珈琲の記憶を消さねばならない理由があったのか?

どちらにもカフェインが含まれていて、どちらも嗜好品である

単に栽培するための苗が壁内になかっただけなのかも知れないが、仮に根本的な争いの原因が珈琲を巡るものだったとしたらくだらな過ぎて逆に面白い

あと野営跡、もう少し綺麗に隠せなかったのかw

それとも、慌てて下に落とし急いでその場を離脱した、と思わせたかったのだろうか?

さらには「敵は3人」と思わせたかったとか?

配置はいずれバレる事とはいえ、対応策を練る時間はなるべく与えたくなかったのかも


●エルヴィンの隠し事とは?

ここから先は間違っていたことが判明している滑稽な考察である

左腕になにやら巻き付け、それを敵への隠し事と言ったエルヴィン

そこには自転車に付けるドリンクホルダーみたいな器具が!?

これが何らかの切り札だったとしたら、サイズ的にもやはりあの注射液しか思い付かない

でも、だったら何故まだ注射液をセットしていないのだろう?

もういつ敵が襲ってきてもおかしくないのに

また、エルヴィンが巨人化するとして、無知性巨人のままでは全く意味がない

巨人化能力を持つ人間を食わなければただの巨人、周りの人間を襲うだけで戦闘の役に立たつどころかただ危険なだけだ

では仮にエルヴィンが巨人化するという前提で考えるとして、当然「誰を食うのか?」という話になる

まさか座標を持ち硬質化能力を手に入れ、敵に対する人質的役割すらも持つエレンを食う訳にはいかないだろう

食おうとしたところでその前にミカサに殺されちゃうし

となると、残された巨人化能力者はアニ、ライナー、ベルトルト、獣の巨人ということになる

獣の巨人はまだ正体も分かっていないので計画に入れるのは難しいと思う

アニは水晶体に守られているので食うのは不可能

とするとライナーかベルトルトを食うことになる訳だが、巨人化したあの2人を食えるとは思えない

殺してから食うか、完膚なきまでにダメージを与え巨人化できないような状況に追い込んでから食うか、或いは巨人化する前に隙を見て食うか

可能性があるとしたら殺してからか、エレンが倒してからになるだろう

殺した後でも脊髄液が有効なのかどうかは不明だが、あの瓶の中で効力を保っているのであれば、死んだ肉体の中でも暫くはいけるように思う

この場合、エルヴィンはその作戦を皆に隠している可能性がある

だから、まだ装着していないのだ

知っているとしたらリヴァイ、ハンジ辺りだけだろう

まあ隠し事があの注射液というのはちょっと当たり前過ぎる考察かも知れない、できればもっと面白い意外な何かがあって欲しい

例えば、失われたエルヴィンの右腕に関係する何かとか

そもそもドリンクホルダーの下に巻いてあるベルトみたいなのに何の意味があるのかが分からない

あそこまでがっちり巻くとは、自爆装置的なものでも体内に仕込んでいるのだろうか?

それでわざと喰わせて…


…とここまで書いておいて、よく見たらエルヴィン以外の兵士達も同じ物を着けていた(>_<)そして続刊を読んだら

これはあれでふね、この後に登場する新兵器に関する装備だったのですね。。

恥ずかしい!!

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●ライナーは(巨人化能力者は)どうしたら死ぬのか?

首を刺し貫かれても生きていたライナー

血流が途絶えれば急速に脳は死んでゆくと思うのだが、しかし巨人化した後の感覚器官が巨人の体躯に沿ったものであることを考えると、そう一概にも言えない

そもそも巨人化能力者には人間状態に於いても自己修復能力が備わっている

歯だろうが腕だろうが再び生えてくるのだ

ならば、脳すらも絶対的器官ではなくなっているのか?

この次の話あたりでライナーが脳機能と巨人化能力者の限界について大変興味深いことを言っている

なのでここから先もまたまた滑稽な推測になってしまうのだが、もう書いちゃってるのでちょっとだけ語らせてもらいたい


それはつまり、ここが仮想現実世界だからなのである!!

…またかよ(´・Д・)」

と思われるかも知れない

でもやはり「座標」という言葉と、それによって故郷に帰れるという言葉から、どうしたってその可能性というか期待が捨てきれないのである

ここがホログラムのような仮想世界だとしたら、無制限ではないにしても一般的物理法則が当てはまらないのは当然だ

死んでしまえば本体も死ぬのだとしても、アイテム保持者はその確率を大幅に下げることが出来るのだ。と

ここで死んでしまえば現実の肉体も死ぬというのはマトリックスの世界に似ている

あるいはハンターハンターのグリードアイランドにも似ている(まああれは現実だったが)

世界が戦争状態になり、しかし現実世界(非戦闘員)に被害が出ないよう仮想現実での戦争をしている

初代王による記憶改竄はゲームの初期設定として与えられたもの…

いや、だとしたら記憶改竄などする意味はないのか

ライナー側は記憶を持っているのだからあまりに不公平過ぎる

そもそも壁内人類は「悪魔の末裔」とまで言われているのだから、監獄のような仮想現実で罰を受けているのだと考えるのが自然かも知れない

または仮想現実ではないが、それに近い世界の監獄に


ただいずれにしても、この世界はじきに滅びるらしい

それが死刑執行ということなのだろうか…


以上、言いたいだけの滑稽な推測でした

ベルトルトが泣きながら罪を告白したことを考えると、完全な仮想現実というセンは少ないのかも知れない

そしてむしろ、一周回ってその方が意外で面白い気もしてきた

ただいずれ我々の住む現実世界のような光景が見られるのだけは、この後も勝手に期待し続けようと思う(笑)



●獣の巨人が引き連れてきた巨人たちは何処にいたのか?

獣の巨人はグリシャ兄(仮)が瞬時に巨人化したとして、他の無知性巨人たちはどういう状態だったのか?

巨人の状態であればウトガルド城の時のように動かないよう命じていたのだろうが、さすがに目立つ

とすると人間の状態で捕らえておいていきなり巨人化させたということになるのだが、その為には一気に多人数を巨人化させる方法を持っていなければならない

まさか一人一人注射して回る訳にもいかないだろう

ラガコ村の時にしても、村人全員を巨人化させるには瞬時に事を済ませる必要があったはず

脅して注射、という線もなくはないが、獣の巨人がいくら強いとはいえ1人も逃さず村人を拘束することは困難に思える

もし逃げれた人がいたとしたら、証言者が1人も現れないというのは不自然だ

ヒストリアの父ロッド・レイスは注射液を舐めただけで巨人化し、エレンは「ヨロイ」の液体を飲んだだけで硬質化能力を得た

とにかく体内に取り込まれれば良いのであれば、気体にして吸わせれば一気に多人数を巨人にできなくもない

ラガコ村に関しては村全体に何らかの装置で散布、今回はあらかじめ拘束しておいた人間に気体を吸わせた… というところだろうか

もしくは獣の巨人にそういう能力があるか、他に全く別の方法があるのかも知れない


いずれにしても、獣の巨人は彼らを操ることができる

もしも巨人を駒のように配置し動かせるとしたらかなりの脅威だと思う

果たして、調査兵団はどのように戦うのだろうか…?







































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口コミによると2〜3ヶ月目から効果が表れるそうです











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100年の安泰に慣れた頃、突如その幻想が打ち砕かれた

巨人に住処を奪われた人々は、逃げた先で次は人間からの迫害を受けることになる

突如訪れたこの世の地獄に、人類は自分たちが置かれている状況を思い出した

我々は巨人に飼われる家畜に過ぎない―

彼らがその気になれば、人間はいつでもその身を食われねばならないのだと

人間の生死を決めるのは人間ではない、巨人なのだ

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だが、誰もが負けを認めたわけではなかった

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少年が抱いた一振りの刃が、「巨人は倒せる」という希望を人々に芽生えさせてゆく

洗脳にも似た呪縛は少しずつ解かれているのだ


これを確信に変えるには何をすれば良いのだろうか?

例えばウォール・マリアを奪還すれば、人類は自由を信じることができるのだろうか?


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今話はこの調子でずっと行くのかと思いきや、意外と早く本編に戻ったε-(´∀`; )

というか何事もなかったかのように始めたが、えらく更新が遅れてしまった

全てはおニュー(中古だけど)の自転車にかまけていたためです。。



今や巨人の領域となったウォール・マリアを進む調査兵団

あの光る石があるとはいえ、照らせる範囲は狭い…

いつ巨人と、いきなり至近距離で出くわしても不思議ではないのだ



こんな風に!(ワムウ風に)
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寝ていた

彼らは闇の中では動かない、それを見越しての夜行軍なのだ

ウトガルド城の巨人たちは夜に動いていたが、あれは月光をエネルギー源としているのだとハンジは推測する

月の光は太陽光の反射、その僅かな光で動く新種の巨人であると

…月の光が太陽光の反射ってそれなりな天文学的知識だと思うのだが、彼らはそれをどうやって知ったのだろう?

そもそも壁内人類には「宇宙」という概念があるのだろうか?

初代王による記憶操作の段階で、その辺りは問題ないとして残したのか?

まあ100年もあれば月蝕も体験するだろうし、それ以前に満ち欠けもある

アルミンのような賢い人物が推測したのかも知れないが…


ともあれ今夜は新月、そういった知識を元に月の光さえない夜を選んだのである

しかし、間近で突然遭遇したショックは隠しきれない

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なんと、あのエレンが震えている!

それにミカサが気付いた直後、アルミンが

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ズバリ言っちゃったよ!という顔のミカサ

エレンは

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さらに「手が何かすっげえ寒ぃ」と恥ずかしい言い訳をするエレンに、アルミンは自分もずっと震えが止まらないんだと己の弱さを語る

普通はみんな巨人が怖いんだ、今までのエレンが普通じゃなかったんだよ、と

アルミンが語るのは、トロスト区で巨人に食われかけたあの時のこと

アルミンを助けるため自分が巨人に呑まれてしまったエレンを、なぜあんなことが出来たのか不思議に思っているのだ


それを聞いたエレンが明かすのは全てのきっかけ、アルミンに聞いた外の世界の話

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希望に輝くアルミンの目を見て、エレンは自分たちがいかに不自由であるかを怒りと共に知ったのだ

そして、その自由を取り戻すためなら…

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何故か、力が湧いてくるのだと


この辺り、物語冒頭の「いってらっしゃい、エレン」に関わる別世界の過去体験があるのかも知れない

そう、あのしょっぱなの伏線だけはまだ回収されていないのだ

しかもあれは最も謎な伏線でもあるのだが、今回の流れでその真実も明かされるのだろうか?

たぶんあれに関しては、もうちょい先のような気もする…


なんにしてもエレンは成長した

今までの無鉄砲ではなく、恐怖を認めた上で、それに打ち克つ勇気の源泉を知ったのである

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そしてついに

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彼らは故郷に帰ってきたのだ


だが郷愁に浸っている間もなく作戦開始!!


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ここでまた伏線が回収される

それは、、、

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あの、エルヴィンによる調査兵団勧誘の演説である

あの時アルミンは団長に対し「喋りすぎではないか」と感想を抱いた

そしてすぐに、それは何かを見越してのことだろうと推測したのだ

潜伏している敵に対して与えた情報

それが本作戦におけるライナーとベルトルトの行動を予測、さらにはコントロールするという陽動作戦に繋がっていたのである

まだ女型の巨人とも遭遇する前からここまで読んでいたのだ

リヴァイが言う通り、やはりここでエルヴィンを失うのは人類にとって大きな痛手となるだろう

その場合はアルミンとハンジがその後を継ぐのであろうが、大胆さにおいてはその2人もエルヴィンに敵うまい



地下室に行く前に、必ず壁の穴を塞ぐ

そう敵が知っているのなら

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エレン奪取が目的の彼らが、そこにいないはずがないのだ!

だがエレンは

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もはや誰もいなくなった故郷の惨状に、あらためてあの頃の記憶が揺さぶられ…


だが、ここで立ち止まってはいられない

リヴァイに叱咤されエレンは再び走りだす

そんな最中、アルミンは壁上に野営の後を発見

近くにあの2人がいる!

分かっていたはずなのに…自分たちが為すべきことが現実味を帯び、アルミンの心は乱れるのだ

これからあの2人を、故郷を奪ったあの2人を…


そして、エレンの目には生家があったはずの場所が映る

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あそこに


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振り返ったエレンはミカサを見て…

昨夜の会話を思い出したのだろう

全てを失った彼女に、たった1人の家族に、エレンは心の中で誓うのだ

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ここでハンジは異変に気付く

全く、巨人がいない―

壁に穴が開いている以上ここは壁外である、巨人がいないはずはないのだ

不自然、ということは人為的

獣の巨人たちがそう仕向けているのだとしたら

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作戦続行に支障なし!

相手が待ち構えていることは承知の上、それも見越した上での作戦なのである


エレンにも迷いはない

母カルラが遺した言葉が甦る

オレにはできる

オレ達ならできる

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その側では

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かつての仲間がエレンらの動向を伺っていた

決して余裕の表情ではない

彼らにはエレンを殺すつもりはない

だが、エレンたちは彼らを殺すつもりなのだ―




☆今回分かったことや気になったこと


・ウォール・マリアから逃げ延びた人々は食うや食わずの生活をしていた

ローゼの人々は、限られた物資を仕事もない彼らに渡さなければならない

さらに、内地に行くほど選民意識が高まるような仕組みになっていたようにも見える

本当は助けてあげたいという気持ちもあるのだろうが、実際的に無理なのである

王政は頼りにならない、どころかグリシャに殺され真の王は不在なのだ

この時既に、座標はエレンに移っている

もっともフリーダが生きていたところで何かをしたとも思えない

彼らはただ祈るだけなのだ

カールだけはそれでも何かをしてくれたと思いたいが、彼でもきっと何もできない理由があるのだろう

まあこの惨状は、アルミンの両親らが口減らしされたことからも既に示唆されていた

あの日以来、半数以上の人類が絶望の中で生きていたのだ

目を逸らそうとしても心の底では皆それに気付いていたのである


・ハンジは月光が太陽光の反射であることを知っていた

これは月の満ち欠けや昼間の月なんかを良く観察すれば推測できるような気もする

しかしそれは、宇宙という概念があった上での認識だろうか?

昔の人は天動説が当たり前と思っていた

よほど深い洞察をしなければ普通はそう考える

まさか太陽が地球よりも遥かに大きな天体であるなどと想像できない

また、地球が丸いなどというのも正気の発想ではない

裏側の人落ちちゃうじゃん!

まして水平線も見えない壁内でそれに気付くのは…

天動説的なものではなく、ある程度きちんとした天体現象として月を捉えていたとしたらハンジの知識は結構高度である

だとして、それは壁内人類共通の認識なのか?

それとも王政打倒の際、なんらかの資料から発覚したものなのだろうか?

そういった知識は獣の巨人らを倒した後に得るものだと思っていたが…


・エレンはアルミンをきっかけに巨人を憎み始めた

別に生まれつき巨人駆逐を決意していた訳ではないらしい

考えてみれば当たり前だが、それでもループ説を信じるならば何らかの生得的な意志があるものと思っていた

まあだとしても、それは物心ついた頃から現れ始める設定なのだろう

そのきっかけを与えたのがアルミンだったのかもしれない

またそれならば、その辺りの出会いも予め仕組まれた(計画された)ものだったのだろう

そういえば2月号の進撃外伝「LOST GIRLS」ではパラレルなが始まっていた

ミカサの両親が死なない世界、あれはあり得た世界ではなく「あった」世界なのだろうか?

ならば、あの世界でも結局失敗することになるのだ…

・野営の跡

ウォール・マリアは寒いらしい
いや、高い壁の上だから?


・リヴァイは以外と鋭い

周囲に巨人がいないことで、その不自然さを敵の仕業と即断した

あのハンジがうろたえている最中にだ

おそらく「キースがグリシャを見つけた日は巨人遭遇率が極端に低かった」という情報を壁外人類の能力だと推測していたのだろう、とも思ったが「敵地で異変が起きたのだから敵の仕業」と単純に考えただけかも知れない

それにしたって慌てない男なのである、慌てたって仕方ないからだ

常に最悪の事態を想定しておけば良いのである

エレンの叫びの力を踏まえればハンジもその位は想定していたと思うが、それを今ここで使ってくるとは思っていなかったのだろう

リヴァイはただ強いだけの男ではないのだ


・ベルトルト何処に入ってるの?

覗き穴が綺麗な円形をしていることから何かテクノロジーな物が遂に出てきたかと思ったが、既に77話までは読んでいるのでこれが何かは知っている

アイルーか(笑


















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口コミによると2〜3ヶ月目から効果が表れるそうです

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